記念事業(本堂修復・庫裡建替え)について
来る平成二十三年、浄土真宗本願寺派は宗祖親鸞聖人の七百五十回大遠忌をお迎えいたします。
私たちは阿弥陀如来のご本願に出会い、善根功徳をひとつも積むことのできない我が身の真実に気がついて、今生では仏恩報謝のお念仏の日暮しをさせていただき、この世の命終えた後には必ず浄土に往生して仏とならせていただくことができます。これはひとえに親鸞聖人がこの世にお出ましになり、浄土真宗のみ教えをあきらかしてくださったからです。
善法寺は、この浄土真宗のみ教えを聞き開く求道聞法の道場として、三百数十年にわたって門信徒の皆様に支えられてまいりました。現在の善法寺の本堂・庫裡は、昭和十一年、門信徒の皆様の厚い志によって建てられました。戦中は原爆の爆風に耐え、終戦直後の混乱、高度経済成長、バブル経済の崩壊といっためまぐるしい時代の変化の中、仏教の象徴として常に変わらずその姿を保ってきました。しかし、その本堂・庫裡も七十年の歳月を経て老朽化が進み、大規模な修復・建替を余儀なくされることになりました。
今、時代は大きな変化の波を迎えています。人間の欲望の追求は地球環境を破壊し、経済の発展、科学技術の発達は私たちの生活を便利にしてくれる一方で、私たちから人間として大切なものを奪い取っていきました。私たちはもう一度浄土真宗の教えに出会い、自らのいのちの在り方を問い直し、本当に次世代に伝えるべきものは何なのか、考えなければならない時が来ているのではないでしょうか。





